[2004.10.28]
  携帯動画の進む道


 ▼「動画対応は間違い」とジョブズ氏、iPodは写真対応に(ITmedia News)
  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/27/news019.html


 携帯電話で動画を楽しんでいる人なんてわずかなように,携帯動画にはもっと別の発想が必要だ。iPodで満足しているような人間には,思いつかないような発想がね。

quote:アップル社は,カラー画面搭載で写真を格納できるiPodの新モデルの出荷を開始した。スティーブ・ジョブズCEOは,動画を再生することは,携帯プレイヤーの進む方向として間違っている,正しいのは写真だと述べた。

 確かに携帯プレイヤーの動画対応は,わずかなユーザーしか惹きつけないのはわかっている。音楽をエンコするのはCDを入れてボタンを押すだけなので誰でもできるが,動画をエンコしているユーザーの数なんてたかがしれている。多くの人にとっては,動画はまだ,鑑賞するものでしかない。携帯プレイヤーの画面で動画を再生しても,320×240ピクセル程度が限界だろうし,外出先や移動中に観ることができることも少ない。まぁ外出先や移動中に写真を観たいと思うこともないだろうし,ましてやテレビに映して観たいという人も観るのかどうかわたしにはわからないが。

 なんにしても,動画を再生するにしてもいまのアップルが作るとしたらMPEG4になってしまうわけで,現在のMPEG4では画質的に満足できるものではない。これははっきり云ってアップルの落ち度と云えるだろうが,唯一MPEG4にエンコードできるようなクイックタイムプレイヤーは,まったくもってよい画質を得られない。DivX/Xvid系と比べれば一目瞭然。いつか画質が改善されると期待していたが,さすがに待ちくたびれた。そしてアップルは音楽販売ばかりに目が向いて,MPEG4の改善はそっぽを向かれたまま。なのでiPodが動画対応をやめたと明言したのはかえってありがたい話だ。そして,携帯できる動画プレイヤーと云う市場は,他社に任せた方がユーザーの利益になる。

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